老化を促進させるAGE!?

AGEはもともと綺麗なタンパク質が、砂糖をまぶしたようにベトベトになった状態の物質で、もとのタンパク質としての働きを無くしています。
さらにAGEは体の外に中々排出されず、体内に長時間留まって血管や組織に沈着し、様々な病気を引き起こします。

体内に糖分が多いとそれだけAGEが作られやすくなります。
血糖値の指標にヘモグロビンA1cがあります
これは血液中のタンパク質であるヘモグロビンがAGE化する前段階の物質です。

AGEが恐ろしいのは、私達の体を作っているタンパク質を攻撃し、その機能を低下させるからです。
AGEの外を受けやすいタンパク質の一つがコラーゲンです
コラーゲンは体内の全タンパク質の30%を占め、私達の体を保っています。
AGEがコラーゲンの繊維の間に入り込み、コラーゲン同士を結びつけると、必要な弾力と張力が得られなくなります。
コラーゲンは皮膚だけでなく、血管を構成する要素なので、AGEは血管も老化させます。
骨も乾燥重量の約半分はコラーゲン繊維なので、AGEがつくと骨の強度も低下してしまいます。

また、AGEは体内で作られるだけでなく、AGEが含まれている食べ物を摂取することで、体の外からも取り込まれ、蓄積していってしまうのです。

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